整理収納アドバイザーは「意味ない」資格ではない!1級取得で仕事にできる

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最近、断捨離やミニマリストという言葉をよく耳にするようになりました。片付けがひとつのブームになっている中、「整理収納アドバイザー」という資格に興味を持った人も多いと思います。

「片付けが苦手でどうにかしたい」「部屋に物があふれている」のような悩みを抱えている人はたくさんいますが、逆に「片付けが好き」「散らかっていると片付けたくなる」という人も数多くいます。

「整理収納アドバイザー」と検索すると「資格を取得しても意味がない」という記事が存在しますが、本当にそうでしょうか。

この記事では、「片付けが苦手」と「片付けが好き」の相対する両者にとって、整理収納アドバイザー資格がどのように活かされるのか、整理収納アドバイザー資格とはどんな資格なのかについてお伝えします。

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整理収納アドバイザーとはどんな資格?

以下では、整理収納アドバイザーとはどんな資格なのか基本情報をお伝えします。さらに、資格取得について、意味があるのかないのかも見ていきましょう。

  • 整理収納アドバイザーとは?
  • 整理収納アドバイザー資格の取得は意味ない?意味ある?
  • 整理収納アドバイザーで仕事をするなら1級必須!

整理収納アドバイザーとは?

整理収納アドバイザーとは、特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が主催する民間資格で、3級・2級・準1級・1級の4種類あります。

一般的には2級から学習していきます。2級では、片付かない問題点を見つけ、基本的な整理の考え方や方法、収納について学びます。自分自身や家族、友人、職場など身近なところで役立ちます。

1級は、「整理収納のプロフェッショナル」として、考え方や知識がきちんと備わっているかの判断する試験になります。知識をもっと深めたい人はもちろん、他人にアドバイスをしたい人や整理収納アドバイザーを仕事にしたい人におすすめです。

1級を取得すると「整理収納のプロフェッショナル」として整理収納アドバイザーと名乗って業務を行うことができます。つまり1級を取得しなければ、整理収納アドバイザーと名乗って仕事をすることはできません。

整理収納アドバイザー資格の取得は意味ない?意味ある?

整理収納アドバイザー資格の取得は意味がないのでしょうか。以下では意味がない理由と意味がある理由をそれぞれ考察してみましょう。

意味がない理由

整理収納アドバイザーの資格を取得しても意味がないと思った人の中には、資格が就職や転職に有利になるわけではないという理由が多いようです。
住宅関連や家事代行サービスなどの業種であれば必要とされますが、それ以外ではあまり活かされないかもしれません。

ただ自宅を片付けたいだけなら、お金をかけてまで資格を取得する必要はありません。SNS、動画、本などで知りたい情報だけ収集すればよいことですし、家事代行サービスを利用すれば費用も安く済みます。

片付けが本当に苦手で、克服をしたいのであれば資格取得をおすすめしますが、ある程度片付けられる人や物が少ない人も必要ありません。

また、取得しても実践せずに部屋がそのままという人や、頭で理解しながらも行動にできない人も多くいます。実践しなければ資格取得の意味を持たないのは当然と言えるでしょう。

意味がある理由

整理収納アドバイザーを学ぶと三大メリットがあると言われています。

メリット
  • ①時間的メリット:物を探す時間や掃除の時間が省ける
  • ②経済的メリット:二度買いや無駄買いが減る
  • ③精神的メリット:心にゆとりが持てる

特に③の精神的メリットは非常に大切です。片付けたい衝動にかられて部屋を綺麗にした後の、スッキリとした爽快感を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。

整理収納アドバイザーの学習では、ただ片付けるだけではなく、なぜ片付かないのか、散らかる原因は何なのかといった根本的なことから、片付けた状態を保てるようにしていきます。

そのため、知識を身につけることは、無駄な時間を省いたり不快な気持ちを取り除いたり、快適な生活をするために大切なことと言えます。

整理収納アドバイザーで仕事をするなら1級必須!

整理収納アドバイザーで仕事をするために、1級取得は最低条件です。

2級と1級の違いは、2級は自分や身近な人に役立てることができ、1級はより実践的でプロとして扱われます。先にも述べましたが、1級を取得しなければ、整理収納アドバイザーと名乗って仕事をすることはできません。つまり、コンサルティング業務やセミナーの開催などは、1級取得が必須です。

1級取得のほかに、例えば、企業で活かしたいなら「企業内整理収納マネージャー」などの資格を、一般宅で活かしたいなら「ルームスタイリスト」などの資格といった、自分が活かしたい特定分野の資格をさらに取得することも必要でしょう。

また、テレビや本の出版で活躍している人は、オリジナルのアイデア、情報発信力、コミュニケーション力があります。そのようなスキルも身につけることが大切です。

何よりも、「心から片付けが好き」「困っている人を助けたい」「整理収納アドバイザーを仕事にしたい」のように、整理収納アドバイザーに対する本気度が重要です。

整理収納アドバイザーの試験概要

以下では整理収納アドバイザーの試験概要についてお伝えします。
基本的にハウスキーピング協会とユーキャンで取得するようになります。独学はできません。

  • 整理収納アドバイザーの試験概要
  • 試験概要のポイント

整理収納アドバイザーの試験概要

ユーキャン ハウスキーピング協会 N-Academy
3級 試験形式 取得不可 会場講座
または
オンライン講座
講義動画
資格取得 講座修了後資格取得 添削完了後資格取得
学習時間 約3時間 1時間16分
費用 ¥9,900
(認定料込)
¥8,800
(受験料・認定証発行料込)
ユーキャン「整理収納アドバイザー講座」(2級と準1級の資格取得)
2級・準1級 試験形式 在宅受験
資格取得 第2回添削課題70点以上で2級資格認定
第3回添削課題70点以上で準1級資格認定
学習期間 4か月
費用 ¥49,000
ハウスキーピング協会
2級 試験形式 2級認定講座
(全国各地・オンラインあり)
2級認定WEB講座
2級 2級・準1級セット
資格取得 講座修了後資格取得 認定試験合格後資格取得
学習時間 1日(10:00〜17:00)
会場によって異なる
60日間 2級60日/準1級90日
費用 ¥24,700 ¥14,850 ¥39,600
ハウスキーピング協会
準1級 試験形式 準1級認定講座
(全国各地・オンラインあり)
準1級認定WEB講座
資格取得 受講修了後 受講期間内で進捗率100%達成
学習期間 ・会場:連日2日間/10:00〜17:30
・オンライン(Zoom):2日間、3日間/10:00〜16:00
※会場・日程によって異なる
90日
費用 ¥36,300
¥32,670(早期価格:2級受講日から1か月以内)
¥29,700
受験資格 いずれかを取得した方
・整理収納アドバイザー2級
・整理収納アドバイザー2級認定WEB講座
・職場整理収納アドバイザー
・他5資格
いずれかを取得した方
・整理収納アドバイザー2級
・職場整理収納アドバイザー
・他5資格
ハウスキーピング協会
1級 試験形式 1次試験 2次試験
(研究発表と口頭試問)
CBT試験(会場のパソコンにて解答) 会場試験(筆記試験・マークシート方式) オンライン(Zoom) 会場(東京・大阪)
出題/試験時間 100問/60分
準1級認定講座テキストから出題
研究発表:10分
口頭試問:5分
合格発表 即時判定 約1か月後 約1か月後
合格基準/合格率 70点以上合格/70%〜80% 70点以上合格/80%〜90%
費用 ¥16,500(申込から30日以内に受験)
¥18,700(申込から90日以内に受験)
¥14,300 ¥19,800
受験資格 準1級認定講座受講修了者
※基本的に18歳以上
整理収納アドバイザー1級1次試験合格者
※基本的に18歳以上

試験概要のポイント

  1. 3級はユーキャンでは取得できません。
  2. 3級・2級の受験資格はありません。いきなり2級の受験も可能です。
  3. ユーキャンの「整理収納アドバイザー講座」とは、2級と準1級が取得でき、1級の受験資格を得られます。
  4. ハウスキーピング協会のWEB講座でも、2022年7月から「2級・準1級セット」が開講されました。
  5. 準1級を受けるには2級を取得していること、1級を受けるには準1級認定講座の受講が修了していることが必要です。
  6. 1級2次試験の「研究発表と口頭試問」とは、前もって研究発表資料を提出し、試験日に研究の発表を10分間と試験官からの質問に答える口頭試問を行うものです。

学習方法はユーキャンがおすすめ

整理収納アドバイザーは独学では取得できないので、ハウスキーピング協会かユーキャンを活用して取得することになります。

やはり2級と準1級を1度に取得できるユーキャンをおすすめします。

ハウスキーピング協会の会場受講であれば、2級は1日、準1級は2日の最短3日間で取得できるのが魅力ですが、費用がかなりかかってしまいます。急いで取得したい人はこちらでもよいでしょう。

ユーキャンではまず、テキストとトレーニングブックで基礎を、そのあとに実践的なスキルを学んでいきます。添削は合計3回あり、第2回添削課題の合格で2級資格を取得、第3回添削課題の合格で準1級資格を取得となります。これにより晴れて1級の受験資格がもらえます。

100点満点中70点で資格認定となりますが、もし70点いかなくても受講期間内であれば、何回でも提出できるので安心です。

価格が¥44,000なので、やや高く感じるかもしれませんが、自宅で自分のペースで準1級まで取得できるのは嬉しいですし、何より副教材が充実していることに価値があると言えるでしょう。副教材には、実践するためのトレーニングブック、テクニック満載の整理収納成功事例、お仕事に役立つハンドブック、見て学べるDVDが付きます。

テキストで片付けたい場所を思い浮かべながら学習でき、すぐに実践できるのは、通信講座ならではでしょう。

整理収納アドバイザー資格で仕事をしよう

整理収納アドバイザー1級を取得したら、ぜひ仕事に繋げてみましょう。
以下ではどのような仕事があるか、ジャンルごとの仕事を見ていきます。

  • 企業に就職・転職
  • 企業向けコンサルティング
  • 個人向けコンサルティング・セミナー講師
  • SNSで情報発信
  • 自宅で仕事

整理収納アドバイザーという仕事に限らず、どの仕事でも同じですが、そう簡単に稼げるというものではありません。発信力や宣伝力、コミュニケーション力、オリジナルのアイデア、経験など、さまざまな努力は欠かせません。

企業に就職・転職

企業では、大手住宅メーカーやインテリア関連、建築・設計関連で求人があります。ショールームに来館されるお客様への接客対応にも、整理収納アドバイザー資格があると歓迎されるようです。インテリアコーディネーターの経験があれば、さらに仕事の幅も広がります。

また、家事代行サービスの求人もたくさんあります。パート・アルバイトで週1からでも勤務できるので、短時間でも働きたい、体を動かして実際に片付けたい人にはおすすめです。

企業向けコンサルティング

企業向けの資格を取得すると、企業での整理収納アドバイザーの仕事ができます。実際に企業へ行き、社員向けの研修セミナーや整理収納の監修を行います。

最近企業では「5S」の活動を導入しているところが多くなりました。「5S」とは「整理・整頓・清潔・清掃・しつけ」の頭文字をとったものです。5Sは主に製造業で行われていましたが、いまではどの業種でも取り組んでおり、経済産業省も勧めています。
経営の改善にも繋がることから、企業からの需要はこれからもあると言えるでしょう。

個人向けコンサルティング・セミナー講師

片付けのコツを知りたい人、実際に片付けを教わりながらアドバイスして欲しい人もいます。このように個人向けの仕事として、コンサルティングやセミナー講師があります。

実際に自宅に訪問して仕事をする場合、事前に自宅の状況の聞き取りをし、お宅に伺って悩みを聞き、適切なアドバイスをしながら物を整理していきます。

個人向けにセミナーを開催すれば、講師として指導やアドバイスができます。例えば、子どもの片付けに悩む親御さん向けに特化したセミナーも開催できるでしょう。

さらには、協会公式の認定講師の資格を取ると、2級認定の講座の講師もできるようになります。

SNSで情報発信

現在ではSNSの情報発信は欠かせません。Instagram、YouTubeなどを活用すれば、自分自身の活動の宣伝とともに広告収入が入るようになります。オリジナルのアイデア次第で、人気インスタグラマーや人気ユーチューバーも目指せます。

ちなみに、ハウスキーピング協会では「整理収納アンバサダー」という制度があります。
登録することで、自分のSNSに協会公式のバナーを掲載して協会の宣伝をしたり、協会公式のSNSに自分の文章や写真、動画を掲載してもらって宣伝できたりという、両者「Win-Win」の制度です。協会の知名度を活用しない手はありません。

自宅で仕事

自宅でも仕事はできます。例えば執筆活動なら、片付けに特化したブログを開設して、片付けのコツやアドバイス、アイデアを発信して、広告収入も可能です。また、数は多くありませんが、クラウドソーシングで整理収納に関した執筆を請け負うこともできます。本の出版も不可能ではありません。

相談を受けるサイトもあるので、自分のスキルを登録しておくと、相談にのって欲しい人から連絡が入ります。その際のプロフィールにはやはり「整理収納アドバイザー」資格があると信頼度が増します。

整理収納アドバイザー1級取得後のおすすめ資格

整理収納アドバイザー1級は取得したものの、それだけでは少し心もとないので、さらなるスキルアップを目指して、関連した資格にチャレンジしてみましょう。
以下では、整理収納アドバイザーと相性の良い資格を紹介します。

  • ユーキャン「お掃除スペシャリスト」
  • ハウスキーピング協会公式のその他の資格

ユーキャン「お掃除スペシャリスト

ユーキャンには「お掃除スペシャリスト」があります。
実はこれは、ハウスキーピング協会の「クリンネスト®」資格と同様のものです。

クリンネストとは、「cleanness 清浄」と「specialist 専門家」を掛け合わせた言葉で、掃除の理論と実践を学べる資格です。2級と1級があり、1級を取得しないと「クリンネスト®」を名乗ることはできず、2級でのプロ活動は禁止されています。

ハウスキーピング協会では、「クリンネスト®2級講座」を修了したあとに、「クリンネスト®1級講座」を受講する流れで、2級と1級で合計¥58,300の費用がかかります。

ユーキャンの「お掃除スペシャリスト講座」では、第1回添削課題70点以上でクリンネスト®2級を認定、第2回添削課題70点以上でクリンネスト®1級が認定されます。もちろん自宅受験、なんどでもチャレンジ可能ですので、自分のペースで資格が取得できます。
嬉しいのは価格で、道具なしコースであれば¥34,000なので、協会よりも安く済ませられます。

ハウスキーピング協会公式のその他の資格

ハウスキーピング協会ではさまざまな資格講座がありますが、ここでは整理収納アドバイザー1級以上が条件の主な資格を集めてみました。

資格名称 内容
整理収納コンサルタント より現実的な家庭向け整理収納サービスのプロ
整理収納アドバイザー2級認定講師 協会認定講師として「整理収納アドバイザー2級認定講座」を開催できる資格
職場整理収納アドバイザー認定講師 協会認定講師として「職場整理収納アドバイザー基礎講座」を開催できる資格
わけるくんインストラクター おかたづけトレーニングキット「わけるとわかるわけるくん®」の理解を深め、「わけるくんインストラクター」として活動できる資格
整理収納ベーシックコーチ認定講師 協会認定講師として「整理収納ベーシックコーチ認定講座」を開催できる資格
収納環境プランナー 片付く家づくりの専門家として、新築・リフォーム、ハウスメーカー、モデルルーム等での提案や監修などの業務に活かせる資格

このほかに、特定の分野や企業に関するもの、住宅収納・部屋作りの知識など、受講資格なく受けられるものが多数ありますので、ぜひキャリアアップに活かしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事では、整理収納アドバイザー資格についてお伝えしました。

資格を取得して、意味があるかないかは自分次第です。仕事がないと言われる割には、実際に、片付けのプロとしてのインフルエンサーは大勢いますし、家庭だけでなく企業でも需要があり、資格を活かせる場所が多くあることが分かりました。

「片付け」とひとことで言っても、アドバイスが欲しいのか、実際に片付けて欲しいのか、アイデアが欲しいのかなど、片付けの悩みは人それぞれです。悩みの数だけ仕事があります。自分は何を解決してあげられるのか、得意な分野は何かを考えれば、整理収納アドバイザーとしての道が開けるでしょう。

おうちで受験できる資格

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